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2011 Winter

しょうがの画像

冬に体ポカポカ、しょうがはいかが?

最近はブームと言っていいほど、しょうがに注目が高まっています。
体の冷えを改善するための食材として冬には特に重宝するしょうがの、
生産者の1年間と、日々の取り入れ方をレポートします。

  • しょうがの旬と成分
  • しょうがを毎日食べましょう
  • 便利なItem
  • 薬膳でしょうがを楽しめるお店
  • 過去のレポート

高知県香美市土佐山田町のしょうが畑の画像高知県香美市土佐山田町のしょうが畑。収穫直前には葉が淡い黄緑色に変化してきます。

日本のしょうがの産地は、高知県が1位。熊本や千葉も生産量の多い地域ですが、加工した商品の出荷を含まず、栽培量となると高知県がトップです。路地栽培の時期としては、まず1月から3月までが土づくりで、4月が植え付け。しょうがは芽の出る部分と方向が決まっているため、それを見極めながら熟練した生産者が手作業で植え付けを行っています。ようやく5月になって芽が出てきたら追肥を行いながら、大切に成長を見守ります。7月頃、土の中のしょうがが大きくなってくると、根が土の上に出るのを防ぐため、土寄せをして株元にワラを被せます。10月の収穫直前には、鮮やかな緑色だった葉が淡い緑色に変化。これは、葉で蓄えた養分を地下の根茎部分に移動させるためだとか。この変化が収穫時期の目安にもなるのだそうです。こうして10月末から11月末までの収穫を迎えます。

今回ご協力頂いたのは坂田信夫商店

生産から販売までを手がけていて、日本一の生産販売量を誇る高知県の会社。独自で改良、開発を重ねた「黄金の里」というしょうがで有名。

今回ご協力頂いたのは坂田信夫商店

しょうがの旬と成分

しょうがの収穫期は10月下旬から、霜が降り始める11月下旬まで。本来は、この時期のものこそが“新しょうが”!?温度や保存によって成分と効能の変化を知って、毎日、賢く取り入れたいものです。

 一般に“新しょうが”とは5月上旬に出回り始めるものを指しますが、その多くはハウス栽培のもの。路地栽培では10月下旬から11月下旬が収穫なので、晩秋から初冬のものが本来の“新しょうが”だったのですね。日光をたくさん浴びてみずみずしく風味は抜群ですが、実はこの時期のしょうがは薬効成分を高めるために、収穫後に数ヶ月貯蔵して “ひねしょうが”にするのが主流。日持ちもよくなります。

 その栄養成分とは、主に生のしょうがに含まれるジンゲロール。免疫力を高める作用が強く、抗炎症と殺菌効果も望めます。ジンゲロールは保存や加熱やによってショウガオールへと変化。こちらには血行を良くして発汗を促し、体を温める効果が。つまり、切ったりすりおろしたりしたしょうがをぬるめのお湯に入れて飲むと、どちらの成分も混在して効率がよいとの説もあります。

 体を温めたい冬、どのくらいを摂取すればよいかと言うと、目安は1日に約10~20gで、すりおろした場合は大さじ1杯程度。生のまま多量に摂り過ぎると、胃を刺激してしまうことも…。胃腸の弱い方はごく少量から始めましょう。体質に合わせて、無理なく続けることが大切です。

しょうが収穫の画像1

美味しいしょうがを育てるため、坂田信夫商店では植え付けも収穫もすべて手作業で丁寧に行います。

しょうが収穫の画像2

収穫期はとにかく忙しく、みんなで力を合わせて作業をします。自分たちが育てたしょうがを多くの人に食べてもらいたいという思いはみんな一緒です。

生産者の河野さんの画像

生産者の河野さん。採れたてのしょうがは、白っぽく茎元がピンク色。みずみずしく、風味も満点。

しょうがを毎日食べましょう

日常的にしょうがを食べる習慣がつくと、冬でも体がポカポカに。代謝も上がって、体にいいことがいっぱいです。

 毎日の生活にしょうがを取り入れるには、ドリンクから始めてみてはいかが? 体が温まることで、よく知られているのがジンジャーティー。好みの紅茶にすりおろしたしょうがを適量、混ぜるだけ。蜂蜜を入れると風味が増します。
 お菓子に使われることも多いしょうがはチョコレートとの相性がよく、ホットココアにもおすすめ。食卓での簡単な例としては、梅しょうがと黒酢しょうがをご紹介。ともに栄養が優れているので家族みんなで取り入れたいものです。
 クセが強いと思われがちですが意外と使い勝手がよいしょうがは、好みの食材と組み合わせてオリジナルレシピを開発すると、この冬の楽しみが増えそうです。

しょうがの選び方

新しょうは表面に傷やシワがなく、太くてハリのあるものを選ぶのがポイント。収穫して2ヶ月以上寝かした“ひねしょうが” は、節が盛り上がっていて、皮にハリがあるものを。

○保存法

乾燥しないように湿らせた新聞紙で包み、直射日光を避けて常温で保存。一度に少量しか使わない場合は冷凍がベスト。しょうがをすりおろしたり、スライスしてからラップや密閉できるビニール袋に入れて冷凍庫へ。約1カ月間は風味を逃がさずに保存可能。

しょうがをおろすときに便利なItem!

薬味おろし商品画像

薬味おろし

目詰まりしにくく、繊維が残らないように工夫されていて、とてもきめ細かくしょうがをおろすことができます。
品番:DH-5704 ¥2,700(税込)

商品詳細

薬味おろし使用画像

薬膳としてしょうがを取り入れよう

少しだけ敷居が高く感じてしまう薬膳ですが、レストランやバー、漢方の専門店を訪ねれば、お店からヒントをもらえるかもしれません。

生姜酒の画像

薬膳カレー&カフェ 香食楽

オーナーが海辺で拾い集めた貝殻や流木を珪藻土に埋め込んで造ったという店内は、居心地がいい空間。ドリンクメニューも豊富でカフェとして利用しても◎。

  • ●東京都目黒区上目黒2-42-13 MAP
  • ●TEL 03-3710-0299
  • ●12:00~20:00 LO、ランチ15:00 LO、ディナー18:30~20:00 LO、火曜日定休(祝日の場合は営業、翌日休みの場合有り)
  • ●一部メニューを除き、テイクアウトも可能。

薬膳カレー&カフェ 香食楽画像1

薬膳カレー&カフェ 香食楽画像2

国際薬膳師が考えたKA・KU・RAカレーに薬飯、野菜のトッピングがおすすめ。このカレーは、「脾」(消化器系全般)の働きを良くする食材と生薬を使用。

薬酒BAR

いつからか“三茶の薬酒バー”と呼ばれるようになった、という秘密基地のようなお店。1階はカウンター席のみで、2階はゆっくりくつろげる座敷が1つあります。

  • ●東京都世田谷区三軒茶屋2-13-7 MAP
  • ●TEL 03-3421-7279
  • ●19:00~5:00、年中無休、三軒茶屋パティオ口から徒歩1分
  • ●生姜酒や自分で漬けるハーブリキュールセットなどは、ネットショップで購入可能。「薬酒」バーで検索を!

薬酒BAR画像1

写真左:体のことを考えてブレンドしたハーブティや、ハーブリキュール。右手前は、厚木ビールとコラボで作った薬膳ビール「麦膳プレミアム」は、純粋にビールとして美味しい!

薬酒BAR画像2

薬膳アドバイザーや予防医学指導師でもあるオーナーが漬けている「生姜酒」。使っている生姜は、愛知県の伊良湖町の契約農家で土からこだわって作っているそうです。

ニホンドウ漢方ミュージアム

漢方ブティックで専門カウンセラーに相談すると、それぞれに合った漢方薬をおすすめしてくれます。最近では、エイジングケアなどの肌悩みの相談も多いのだそうです。

  • ●東京都港区高輪3-25-29 MAP
  • ●TEL 03-5420-4193(代表)
  • ●漢方相談ができるブティック、薬膳レストラン、漢方ギャラリー、漢方スクールが集結した複合施設(営業時間は施設ごとに異なります)。JR・京浜急行品川駅からすぐでアクセス良好。

ニホンドウ漢方ミュージアム画像1

写真中央:薬膳料理は、「10ZEN」で。相談やお買い物をした後は、体にいいものを食べたくなります。ランチメニューの美肌鍋や薬膳カレーは近隣のOLの方に大人気だそう。

ニホンドウ漢方ミュージアム画像2

日常生活に漢方の考え方を取り入れるきっかけ作りにもおすすめなのが、漢方ブティックでの相談。自分では気づいていない不調箇所を発見することも。
●03-5420-4193(予約優先)

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